
はじめに
「薬と食物はその源はひとつである」という思想は東洋に古くからありました。中国では「薬食同源」、日本では「食すなわち薬なり」といわれ、よい土とよい水で育てられた新鮮な旬の野菜を食べることが、健康の秘訣であると考えられてきました。
これまで私たちは、農村婦人としてその地に適した農業生産と食生活とを受け継ぎ、女性としての経験を生かす中で、家族の健康を支えてきました。
しかしながら、現代社会における様々な近代化・効率化の流れは食生活や農業にも大きな変化を与えました。
食と健康を考える会の発足とレストラン森樹のオープン
そこで私たちは、遊休農地の活用、新鮮な低農薬有機野菜の栽培、古くから伝わる地域の食文化の見直し、農産物等を活用した特産加工品の開発等を通して、女性の視点からの家族の健康と地域の活性化の一助にしようと、平成7年12月に小淵沢町内の約60名の女性により『食と健康を考える会』を発足させました。
そして、平成8年7月に、農林水産省のリフレッシュビレッジ事業で小淵沢町が『スパティオ小淵沢』(第3セクター)を開業する際に、その一角に食と健康を考える会として『レストランふるさと薬膳 森樹』をオープンさせました。
平成9年7月には「企業組合」としてレストラン部門を法人化、組合員及び従業員の雇用条件の向上と経営の安定を図り、現在に至っています。
ふるさと薬膳メニューとは
ふるさと薬膳のメニューは、小淵沢の郷土料理を基本に、地元の旬の食材の食効を薬膳的な視点から見直し、さらに東洋医学の五行配当に基づいてバランスをとりながら、四季折々の身体のリズムの変化に合わせた2種類のお膳として組み立てられています。また、松花堂弁当、コロッケ弁当、ほうとう鍋、手打ち延命そばなど多くのメニューを取り揃えています。
食材についてはできるだけ地元からの調達を目指し、地産地消を基本に、特に野菜については有機低農薬の地元野菜の利用を心がけています。
これから
私たちの活動が地元の農家や若い世代に広がっていくことで、八ケ岳南麓の高冷地に位置する小淵沢町の新しい息吹となって欲しいと考えています。
また、全国各地で地域活性化に取り組んでいる女性たちと連携をとりながら、今後とも頑張っていきたいと考えています。
| 平成7年12月4日 | 「食と健康を考える会」発足 |
|---|---|
| 平成8年7月18日 | 「スパティオ小淵沢」内に、レストラン「ふるさと薬膳 森樹」をオープン |
| 平成9年7月7日 | 企業組合の創立総会を開催 |
| 平成9年7月17日 | 山梨県知事より企業組合の設立認可 |
| 平成9年7月25日 | 「企業組合ふるさと薬膳 森樹」として法人成立 |
| 平成10年11月25日 | 山日YBS農業賞奨励賞を受賞 |
| 平成12年10月2日 | 山梨県中小企業団体中央会のモデル組合として指定 |
| 平成15年5月29日 | 優良組合として山梨県中小企業団体中央会長表彰を受賞 |
| 平成17年11月9日 | 優良組合として山梨県知事表彰を受賞 |
| 平成18年5月31日 | 山梨県食品衛生優良施設賞を受賞 |





